談話室

▼▽日本のアマ選手として初めて男子ゴルフの祭典「マスターズ」の出場権を得た。しかし大会直前、東北福祉大ゴルフ部の豪州合宿に参加していた時に東日本大震災が発生。「出場が許されるのか」。学生の心は揺れた。

▼▽〈胸を張って、プレーしてきてほしい〉。迷っていた選手を後押ししたのは大学に届いた激励のメールやファクスだった。「自分にできることは、被災された方々や大学の仲間に頑張る姿を見せることしかない」。初のマスターズで27位に食い込み、ベストアマを獲得した。

▼▽松山英樹選手がマスターズ優勝の悲願を達成した。未明からの中継放送にくぎ付けになった方も多かろう。「一番のキーポイント」と自ら振り返ったのは最終日18番の第1打である。両側から林が迫る難コースに向かってドライバーで打ち抜き、フェアウエーをキープした。

▼▽勝利後、第二の故郷である東北への熱い思いを口にした。「10年前、ここに来させてもらって自分が変わることができた。あの時、背中を押してくれた人たちにいい報告ができてよかった」。厳しい鍛錬で厚みが増した体に、王者のグリーンジャケットがよく似合っていた。

(2021/04/13付)
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  • 4月13日
  • ▼▽日本のアマ選手として初めて男子ゴルフの祭典「マスターズ」の出場権を得た。しかし大会直前、東北福祉大ゴルフ部の豪州合宿に参加していた時に東日本大震災が発生。「出場が許されるのか」。学生の心は揺れた。 [全文を読む]

  • 4月11日
  • ▼▽「たった今、自分のツイッターを開設した」。こんなつぶやきに、競売で約291万ドル(約3億2千万円)の値が付いたと知った時には驚いた。2006年、米ツイッター社の共同創業者によるツイート第1号という。 [全文を読む]

  • 4月10日
  • ▼▽機能的だった。散髪は早いし、運動して汗をかいても扱いが簡単。中学時代の頭髪の思い出である。ただ、学帽が滑り落ちやすいのと対外的にばつの悪い思いもした。男子は全員丸刈りという学校はそう多くなかった。 [全文を読む]

  • 4月9日
  • ▼▽一足早く満開となった庄内地方に続いて山形市内の桜も見頃を迎えたようだ。霞城公園を散策していると、視界の端で花がぽとり。風は穏やかだし、散るにはまだ早い。見上げれば花の間でスズメが見え隠れしていた。 [全文を読む]

  • 4月8日
  • ▼▽千年ほど前に編まれて以来、詩歌選集「和漢朗詠集」は日本人の美意識を形作ってきた。季節や事物ごとに配した白居易の漢詩、紀貫之の和歌などの秀句は、後に「平家物語」、謡曲といった日本文学の血肉となった。 [全文を読む]

  • 4月7日
  • ▼▽終戦後すぐ、20歳の女子学生は空腹に耐え切れず上野発の列車に乗った。目指すは伯母が疎開していた間沢(西川町)の材木店である。左沢駅で降りてからの道中、黄金色をした稲穂の波が続き、神々しく光っていた。 [全文を読む]

  • 4月6日
  • ▼▽男性はお笑い芸人の内村光良さん、女性はアナウンサーの水卜麻美さんでともに5年連続1位-。やや旧聞に属するが、明治安田生命保険が先頃発表した、理想の上司として思い浮かぶ有名人アンケートの結果である。 [全文を読む]

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