談話室

▼▽野球で投手が投球動作に入ってから捕手のミットにボールが届き、そこから二塁に送球されるまで平均3.2秒ほどかかるという。プロでも俊足で通る選手が一塁をスタートしてから二塁に到達する時間も約3.2秒。

▼▽理論上は盗塁が成功する確率は足の速い選手でさえ5割、普通はアウトになる可能性の方が高い。ではどうやって成功させるか。入団1年目から5年連続で盗塁王に輝いた元阪神の赤星憲広さんは自著「頭脳の盗塁術」(廣済堂出版)で「盗塁は頭で走るもの」と力説する。

▼▽投手だけでなく捕手や内野手のくせまで研究し、配球などデータを踏まえて機会を窺(うかが)う。心理戦の側面も強く、赤星さんは相手投手にリードが小さいと錯覚させる動きも駆使していたそうだ。その上で最も重要なのは「走る勇気」。果敢な姿勢がなければなし得ぬプレーだ。

▼▽阪神のルーキー中野拓夢選手(日大山形高出)が規定打席に達し、打撃十傑に名を連ねた。盗塁数でもトップ争いを繰り広げる。走るための洞察力が打撃にも役立つという赤星理論に従うなら、現状は理想的な好循環だろう。このままの調子でシーズンを駆け抜けてほしい。

(2021/06/22付)
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  • 6月22日
  • ▼▽野球で投手が投球動作に入ってから捕手のミットにボールが届き、そこから二塁に送球されるまで平均3.2秒ほどかかるという。プロでも俊足で通る選手が一塁をスタートしてから二塁に到達する時間も約3.2秒。 [全文を読む]

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  • ▼▽川や湖の上空から水面に魚影を見つけると空中でホバリングをする。猛禽(もうきん)類のミサゴである。得意のホバリングで体勢を整え、狙い澄まして獲物目がけて急降下する。オスプレイはこのミサゴの英名から名付けられた。 [全文を読む]

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