談話室

▼▽「たった今、自分のツイッターを開設した」。こんなつぶやきに、競売で約291万ドル(約3億2千万円)の値が付いたと知った時には驚いた。2006年、米ツイッター社の共同創業者によるツイート第1号という。

▼▽データなら同じものをすぐ作れそうなものだが、競売されたつぶやきは「非代替性トークン」と呼ばれる新たなデジタル資産なのだそうだ。ブロックチェーンを使って管理されるため複製、改ざんは不可能とか。と言われてもハイテク音痴には価値がなかなか理解できない。

▼▽同じツイッターでも、こちらは長所がよく分かった。動物分類学が専門の島野智之法政大教授のチームが、ツイッターの投稿写真から新種の海岸性ダニ類を発見したという。写真愛好家が千葉県の漁港で、釣りの合間に小さな節足動物を撮ってツイートしたのが発端だった。

▼▽写真を偶然見つけた島野さんは、面識のない撮影者とツイッター上でやりとりし、現場を特定して成果に繋(つな)げた。学名の一部に「ツイッター」も組み込む念の入れよう。近年は他人への誹謗(ひぼう)中傷など問題点が指摘されがちなメディアだがこのような使い方なら社会に役立つ。

(2021/04/11付)
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最新7日分を掲載します。
  • 4月11日
  • ▼▽「たった今、自分のツイッターを開設した」。こんなつぶやきに、競売で約291万ドル(約3億2千万円)の値が付いたと知った時には驚いた。2006年、米ツイッター社の共同創業者によるツイート第1号という。 [全文を読む]

  • 4月10日
  • ▼▽機能的だった。散髪は早いし、運動して汗をかいても扱いが簡単。中学時代の頭髪の思い出である。ただ、学帽が滑り落ちやすいのと対外的にばつの悪い思いもした。男子は全員丸刈りという学校はそう多くなかった。 [全文を読む]

  • 4月9日
  • ▼▽一足早く満開となった庄内地方に続いて山形市内の桜も見頃を迎えたようだ。霞城公園を散策していると、視界の端で花がぽとり。風は穏やかだし、散るにはまだ早い。見上げれば花の間でスズメが見え隠れしていた。 [全文を読む]

  • 4月8日
  • ▼▽千年ほど前に編まれて以来、詩歌選集「和漢朗詠集」は日本人の美意識を形作ってきた。季節や事物ごとに配した白居易の漢詩、紀貫之の和歌などの秀句は、後に「平家物語」、謡曲といった日本文学の血肉となった。 [全文を読む]

  • 4月7日
  • ▼▽終戦後すぐ、20歳の女子学生は空腹に耐え切れず上野発の列車に乗った。目指すは伯母が疎開していた間沢(西川町)の材木店である。左沢駅で降りてからの道中、黄金色をした稲穂の波が続き、神々しく光っていた。 [全文を読む]

  • 4月6日
  • ▼▽男性はお笑い芸人の内村光良さん、女性はアナウンサーの水卜麻美さんでともに5年連続1位-。やや旧聞に属するが、明治安田生命保険が先頃発表した、理想の上司として思い浮かぶ有名人アンケートの結果である。 [全文を読む]

  • 4月5日
  • ▼▽「割り勘」は辞書を引くと割前勘定の略語だそうだが普通は割り勘で通じる。土壇場でのキャンセルはドタキャン。略語・略称は身の回りに溢(あふ)れている。消え去るものが多い一方で人口に膾炙(かいしゃ)し残るものも少なくない。 [全文を読む]

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