もともと県の農免道整備にともなって建設された新生橋は長さ83メートル、幅6.5メートル。1985(昭和60)年に完成した。この路線は県道赤湯宮内線を起点とし、斜面にリンゴやブドウなどの果樹地帯が広がる山を越え国道13号方面へ抜けるルート。南陽市建設課などの説明によると、「新生橋」の名称は新田と蒲生田の両地区を結ぶことから、1字ずつ採ったものだという。ハイジアフルーツラインの通称で親しまれているこの道は94年、市道に組み入れられた。
この道沿いには92年に温泉保養施設「ハイジアパーク南陽」、市民体育館を中核施設とする中央花公園が96年にそれぞれオープン。大型遊具エリア「ドリームランド」や人工芝の多目的運動広場などが花公園内に順次整備され、健康づくりの市民、子育て世代の家族連れなどが集う。歩行者の安全確保のため、2003年に市が歩道橋を設置した。
全国一の歴史と伝統を誇る「第99回南陽の菊まつり」が、ことし花公園特設会場に移り、13日までの日程で開催中だ。多くの菊花愛好家、市民が新生橋を渡って連日訪れ、にぎわいを見せている。
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