やまがた橋物語

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吉野川後編[3]

◆金山橋(南陽)

金山橋(南陽)の写真 菊、桜、ブドウ、リンゴなどのレリーフが欄干を飾る金山橋=南陽市金山

 宮内地区から県道山形南陽線を北上し、金山地区に入って間もなくの吉野川に架かっているのが金山橋。県道2次改良事業、尾嶋バイパス整備(総延長約1.4キロ)で建設された。長さ39.4メートル、幅15.5メートル、両側に歩道がある。1995年に完成した。やや上流にある旧県道の尾嶋橋(1930年完成)と新旧のコントラストを描く。

 金山橋で目を引くのは親柱や欄干を飾る菊、桜、ブドウ、リンゴのレリーフ。菊と桜はそれぞれ南陽市の花、木で、ブドウは代表的農産物。もう一つのリンゴもまた「金山りんご」として同地区の特産だ。県置賜総合支庁道路計画課によると、地元や市側の希望で“グレードアップ”が施されたのではないかという。

 周辺に川中島という興味深い地名がある。金山地区の地域史に詳しい複数の住民の話によると、吉野川が度々流れを大きく変えたことを物語るもので、中世城館「平館」があったとされる場所に旧吉野川の跡が残っているという。この近く、現代の吉野川には平館橋(長さ約30メートル、幅4メートル、69年完成)があり、集落の生活橋としての役割を担っている。

2011/11/09掲載
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