やまがた橋物語

>>山形新聞トップ >>やまがた橋物語 >>吉野川後編 簗場橋(高畠)

吉野川後編[13]

◆簗場橋(高畠)

簗場橋(高畠)の写真 付近の吉野川に簗場があったと思わせる名前を持つ簗場橋。中央奥の林に簗場稲荷が鎮座する=高畠町夏茂

 南陽市小滝にあるくぐり滝上流部を源流とする吉野川は、全長約30キロの旅の末に高畠町夏茂で最上川へと注ぎ込む。合流点近く、町道石岡簗場線の橋が簗場橋だ。長さ129.1メートル、幅9.2メートル。1994年に完成した。約50メートル下流に67(昭和42)年にできた旧橋があったが幅4メートルと狭く、老朽化で4トンを超す大型車両の通行が制限されていたことから架け替えられた。同町の国道13号と南陽市の国道113号方面を連絡する道路でもある。

 「近くに簗場稲荷(いなり)があり簗場の存在を想像させるが、その跡は残っていない」と夏茂地区津久茂に住む竹田秀雄さん(84)。橋周辺に民家はほとんど見当たらないが「現在国道13号沿いにある津久茂集落は、かつてこの辺りにあった」と、子どものころお年寄りに聞いたという話を教えてくれた。

 橋周辺では、置賜広域行政事務組合の千代田クリーンセンターが99年に稼働。さらに、隣接する広域交流拠点施設「置賜スポーツ交流プラザ湯(ゆ)るっと」も2009年にオープンし、置賜地方を中心に山形、上山市などから健康づくりの人々の車が訪れている。

2011/11/20掲載
上流へ吉野川後編おわり
[PR]
[PR]