国道348号と県道山形南陽線の交差点付近の吉野川に「不動滝」があり、その上流に滝の上橋、下流に不動滝橋が架かっている。くぐり滝、不動滝、鍋滝など九つの滝が点在することから「小滝(こたき)」の地名が生まれたとされ、滝の名を持つ橋も多い。不動滝脇の右岸には不動尊を祭った堂があり、古くから信仰を集めてきた。
国道の改良工事に伴い1987(昭和62)年に完成した滝の上橋は長さ34メートル、幅8.5メートル。国道から県道山形南陽線に分岐し宮内、赤湯方面へと導く不動滝橋は翌88年の完成で、長さ19メートル、幅8.5メートル。置賜と山形市とを結ぶ重要路線の合流点とあって通勤のマイカー、観光バス、トラックなどの通行量が多い。
この活気を呼び込もうと、小滝地区住民が不動滝橋近くに小滝産地直売所(江口實組合長)を開設(土日祝日のみ)している。店内にはナスや白菜など地元産の新鮮な野菜などがずらり。特に春は山菜、秋はキノコでにぎわい、仙台など県外客も多く立ち寄るという。
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