やまがた橋物語

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立谷川編[8]

◆天童大橋(山形、天童)

天童大橋(山形、天童)の写真 日夜交通が絶えない国道13号の天童大橋=天童市清池―山形市漆山

 本県内陸部を縦貫する国道13号の天童大橋は、全長230メートル、幅24メートルの長大な橋だ。車が日夜絶えない4車線道路で、国交省山形河川国道事務所によると、橋付近の平日の24時間交通量は上下線合わせて4万8千台(2005年調査)。産業、流通、観光を支えている。

 国道13号の山形市蔵王飯田-天童市久野本の約20キロ区間は、旧国道13号(羽州街道)の渋滞を解消するため、山形バイパスとして1963(昭和38)年から工事が進められた。天童大橋は68年に完成、バイパスも同年全面開通した。居眠り運転を防ぐため単調な直線道路が少なく、左右に緩やかにカーブする曲線道路に設計され、橋もわずかながら弧を描く。当初2車線のバイパスは72年から4車線化。橋も拡幅工事が行われ、新しい下り車線が76年、上りは77年に開通した。

 橋北側の天童市中里4丁目に住む野口一雄さん(64)は地域の移り変わりを知る一人。橋周辺は45(昭和20)年ごろまでは桑畑、その後は果樹畑が広がっていたとのことで「天童大橋は高度経済成長の産物。自動車生産台数が急増し、それと並行して各地で新しい道路が次々に造られた」と振り返る。山形バイパスが整備されて交通環境が良くなり、国道13号とJR高擶駅の間には、昭和40~50年代に住宅団地ができた。野口さんは「畑ばかりだった土地に今では銀行も郵便局も小学校もあり、都市機能が充実している。昔に比べ驚くほど変化した」としみじみ話していた。

2011/05/16掲載
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