やまがた橋物語

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最上小国川編[16]

◆舟形橋(舟形)

舟形橋(舟形)の写真 長年、交通の要所として町の発展を支えてきた舟形橋=舟形町

 舟形町舟形の国道13号にある「舟形橋」は、長い歴史の中で、村山地方と最上地方を結ぶ重要な役割を果たしている。町全体の発展を支えてきた橋だ。

 130年以上の歴史があり、現在の橋は4代目になる。舟形町史によると、最初の橋は初代県令三島通庸によって架設された県内65橋の一つで、1879(明治12)年1月に完成した。しかし同年、洪水で流出してしまったため、翌年にあらためて木造の橋が建設された。

 1953(昭和28)年7月、木造の橋の約100メートル下流に鉄筋コンクリートの橋が完成。渡橋式の前日には花火大会が開かれ、約3万人の観衆でにぎわったという。当時、長沢地区に住んでいた近くの農業佐藤三重子さん(71)は「花火が上がるのを自宅から見ていた。空がとても明るくなっていたのを覚えている」と振り返る。

 現在の橋は、“先代”のすぐ東側に78(昭和53)年11月に架設された。その後、欄干の補修など5回の工事を経て、今の姿となった。長さ205.2メートル、幅11.5メートル。

 舟形橋の変遷を幼いころから見てきた近くの農業佐藤勝さん(73)は「橋が新しく立派になる度に交通の要所が身近にあることを実感し、誇りに思った」と話す。

2010/10/07掲載
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