やまがた橋物語

>>山形新聞トップ >>やまがた橋物語 >>最上小国川編 一の関大橋(舟形)

最上小国川編[15]

◆一の関大橋(舟形)

一の関大橋(舟形)の写真 立ち止まって清流の眺めを楽しむ人も多い一の関大橋=舟形町

 「一の関大橋(長さ246.5メートル、幅8.5メートル)」は、舟形町舟形の町道一の関若あゆ大平線上にある。一の関地区と大平地区を結ぶ橋として、1998年7月に新設された。地元住民だけでなく、県内外から若あゆ温泉や県民ゴルフ場などの公共施設を訪れる利用者たちの車も多く通行する。

 橋の上で立ち止まり、清流最上小国川の眺めを楽しむ人たちも多いという。天気のいい日は橋を渡って散歩している近くの無職沼沢栄子さん(71)もその1人。「農作業や山菜採りに出掛けるため、舟で川の両岸を行き来していた時代を思い出す」と懐かしむ。

 一の関大橋が完成するまで、橋の南側に位置する一の関地区から対岸に車で通行するためには、県道新庄舟形線を西に進んで国道13号の舟形橋を渡り、町道紫山内山線を通る全長約3キロのルートしかなかった。橋の完成後は、最短距離で行き来できるようになり、橋の北側に田畑を持つ一の関地区の住民たちにとっては、農作業の利便性が大幅に向上した。

 稲作を行っている地元の農業沼沢喜一さん(62)は「田植えや収穫の際、苗や刈り取った稲を運ぶ時間が短くなり、とても楽になった」と喜んでいる。

2010/10/06掲載
上流へ下流へ
[PR]
[PR]