やまがた橋物語

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真室川編[12]

◆真鶴橋(真室川)

真鶴橋(真室川)の写真 内町地区と木ノ下地区を結ぶ真鶴橋。奥に鮭延城跡がある=真室川町

 真室川町の内町地区と木ノ下地区を結ぶ真鶴橋。鮭延(さけのべ)城跡の約150メートル西に架かる。古くから、真室川の右岸に広がる水田で稲作を行う内町地区の農家などの行き来を支えてきた。長さ132.5メートル、幅6メートル。1979(昭和54)年3月に完成した。

 国道344号ができるまでは、真鶴橋は交通の要衝でもあった。名前の由来は定かではないが、町教育委員会は「鮭延城の別名が『真鶴城』であったことから、おそらくこの名前が付けられたのではないか」と話す。

 現在の橋が架かる前は、昭和初期に完成した鉄製の橋があったという。近くの黒坂久右衛門さん(90)は「職人たちがボルトを締める作業など、鉄橋を造る様子をよく眺めていた。印象深く、今でも忘れられない」と振り返る。

 黒坂さん方も代々農家で、川の右岸に所有する水田を耕してきた。現在は長男が受け継いでいる。黒坂さんは「橋があるおかげで、荷物の運搬も楽にできる。地域の農家にとって、この橋は生命線だな」と重要性を語った。

2012/04/03掲載
上流へ真室川編おわり
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