やまがた橋物語

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真室川編[11]

◆新橋(真室川)

新橋(真室川)の写真 町中心部と酒田市方面の行き来を支える新橋=真室川町

 JR真室川駅の北西にある新橋は、真室川町中心部から酒田市方面に向かう国道344号に架かり、大型車の通行も多い。長さ185メートル、幅12メートル。1979(昭和54)年8月に完成した。

 かつては木製の橋が現在より約50メートル上流にあったという。国道344号の整備に伴い、コンクリート製の橋が新設された。近くに住む男性(63)は「木製の橋は車が擦れ違えないほど狭い橋だった」と振り返る。「そのころは川の右岸が砂地で、寝そべって日なたぼっこをした。釣りや芋煮会で楽しんだこともあった」と懐かしそうに語る。

 大雨などの影響でたびたび水害にも見舞われた。75年8月の水害では、橋近くの川沿いにある住宅の多くが流された。左岸に住む柿崎ミエ子さん(70)は、新築から1年もたたない自宅が被害に遭ったという。「水害後に堤防が3メートル高くなってからは水上がりもなく、安心して生活している」と話す。毎年4月下旬から5月上旬ごろには、右岸の真室川公園で梅の花が見頃となる。柿崎さんは「今年も家族と見に行くのを楽しみにしている」と笑顔を見せた。

2012/04/02掲載
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