やまがた橋物語

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須川編第2部[4]

◆かかし橋(上山)

かかし橋(上山)の写真 広い歩道が設けられ、自転車の擦れ違いにも余裕があり、安全性が高い「かかし橋」=上山市

 「かかし橋」は二〇〇二年三月の完成。上山市の中心街と国道13号上山バイパスを結ぶ新しい県道整備に伴い、金生一丁目と美咲町二丁目の間に架設された。須川に架けられた橋の中では二番目に新しい橋だ。ちなみに一番新しいのは〇五年完成の楢下長渕橋。

 全長は六十八メートルで、両側にそれぞれ幅四・五メートルという広い歩道が設けられている。欄干の濃い緑色は周囲の山の緑とよく調和しており、交通量は平日でも多く、自転車や歩行者の通行も少なくない。

 かかし橋の名称は市民の公募で決定した。上山市では、上山城に隣接する月岡公園で毎年九月に一大イベント「かかしまつり」が開催され、市のシンボルマークもかかし。そんな“かかしの街”に架けられた新しい橋にぴったりの名前だ。

 「当初の県道建設計画は上山明新館高の方向に延びるルートで、橋も現在より下流に架けられる予定だった」と橋の西側の美咲町二丁目に住む花屋庄松さん(87)。花屋さんは開通まで市街地内都市計画道路整備促進期成同盟会の会長を務めた。

 「県道の計画はそれほど昔からあったものでなかったから、上流の東宮橋と下流の仙石橋の間に新たに橋が架けられるとは思っていなかった」と花屋さん。かかし橋の両端には県営住宅や市営住宅があるが、架橋に伴ってこれら公営住宅に住む人の利便性も格段に良くなった。

2008/05/14掲載
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