やまがた橋物語

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置賜白川編[5]

◆小白川橋(飯豊)

小白川橋(飯豊)の写真 小白川橋の近くにはかつて、やな場があり、たくさんのアユが捕れた

 飯豊町松原と小白川の両地区をつなぐ小白川橋。かつては近くにやな場があり、アユのシーズンには住民でにぎわったという。旧橋は一九七一(昭和四十六)年に架けられた。しかし、幅が四メートルしかなく、車一台が通るのがやっとという状態だった。九四年三月には旧橋から下流に三十メートル離れた地点に現在の橋が架けられた。

 現橋は長さ八一・八メートル、幅一〇メートルで、片側には二・五メートルの歩道がある。設置した外灯は獅子舞行列で使う高張(たかはり)ぢょうちんをイメージしている。

 現橋から上流に二百メートルほど離れた場所には、二十年以上前までやな場があったという。元町職員の井上一夫さん(86)=同町松原=は「秋になると周辺の魚好きが集まった。すだれを張って、多いときで一日三百匹のアユを捕まえた。毎晩のようにやな場近くの小屋で、アユの塩焼きや酒を楽しんだ」と振り返る。

 「旧橋は狭くて消防車が通れなかった」と井上さん。「新しい橋が完成して渡り初めをした日は、橋の上が地元住民でいっぱいになって、みんなで喜んだ」と話している。

2008/01/25掲載
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