やまがた橋物語

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置賜白川編[4]

◆長瀞橋(飯豊)

長瀞橋(飯豊)の写真 近くの高台からは朝日連峰を背景にした長瀞橋を望むことができる

 飯豊町の国道113号から、町役場方面へ県道椿川西線に入って七百メートルほど進むと長瀞橋がある。一九六七(昭和四十二)年の羽越水害では流失し、通勤通学する住民が舟で川を渡ったこともあった。同町小白川と松原を結び、近くの高台から、朝日連峰を背景にした橋を望むことができる。

 長瀞橋は一九九〇年に着工し、九二年七月に完成。全長八三・二メートル、幅十一メートルで、片側に幅二・五メートルの歩道が設けられている。

 元町職員の井上一夫さん(86)=同町松原=は、置賜白川南側の松原地区周辺住民にとって、長瀞橋はJR米坂線羽前椿駅に向かうためのルートという。「歩いて通勤通学する住民にとって大切な橋」と語る。

 羽越水害では、当時木製だった長瀞橋が流失、その後二、三年ほどは川を横切るようにワイヤを張って舟で川を渡った。「舟に乗るにも堤防から川岸まで上り下りするのが大変で、お年寄りは川の向こうに行けなかった」と振り返る。

 橋の南側の高台には憩いの場がある。冬期間は雪に埋もれているため上るのは困難だが、春になれば、新緑の山々をバックにした長瀞橋の眺めが楽しめそうだ。

2008/01/24掲載
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