やまがた橋物語

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最上川第6部[3]

◆万里橋(米沢)

万里橋(米沢)の写真 晴れた日には吾妻連峰が一望できる万里橋。芋煮会を楽しむグループも=米沢市東2丁目

 松川(最上川)の堤防を上流に進むと、米沢市立病院の少し先に「万里橋」が見えてくる。市内の福田町一丁目と通町八丁目を結ぶこの橋の上流側には背の高い建物がないので、天気の良い日は吾妻連峰が一望できる。

 現在の万里橋は、コンクリート製の橋が老朽化した上、狭すぎて大型車が擦れ違えないこともあって、県が一九七八(昭和五十三)年、約五億円を投じて架け替えに着手した。

 当初、旧橋を使いながら近くに新しい橋を架ける計画もあったが、道路接続の関係から旧橋を壊して同じ場所に新橋を造ることになった。周辺に適当な迂回(うかい)路がなく、工期中は大型車も通行可能な仮橋が設置された。地元から早期完成の要望が強く、架橋予算が重点配分されて工事は順調に進んだ。

 工事従事者の努力もあって、八〇年十二月、当初の予定から一年以上も早く開通を迎えることになった。地元の早期開通の要望に応えるとともに、「仮橋のリース料が安く済んだ」と県関係者が喜んだという話も残る。

 下流側の右岸にはスケートボード場がある。夕方になると、練習に訪れる愛好者の姿が見られる。さらに下流には「お花見広場」と呼ばれる桜の名所が広がり、毎年春になると、花見を楽しむ市民がうたげを繰り広げている。

2007/11/05掲載
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