やまがた橋物語

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最上川第2部[10]

◆碁点橋(村山)

碁点橋(村山)の写真 碁点橋近くの河川敷はグラウンドゴルフ場などが整備され市民が集う=村山市

 村山市河島と稲下を結ぶ碁点橋は、最上川に架かる橋の中で、田井橋(河北町)に次いで二番目に古い歴史を持つ橋だ。

 碁点の由来は、この周辺の水量が減った時に突出する岩が、碁石を並べたように見えることから付けられた。現在架けられている橋は四代目。初代の橋は木造で一八九一(明治二十四)年十二月に架設された。その後、一九〇三(同三十六)年に二代目の橋が架けられ、四〇(昭和十五)年から五年をかけて建設された三代目は、鉄筋コンクリートで造られた。

 近くに住む無職斎藤好輝さん(72)によると、江戸時代まで、最上川の右岸の楯岡地区は幕領、左岸の河島地区が新庄戸沢領だったこともあり、交流はほとんどなかった。橋が架けられ、車社会になるにつれ徐々に交流が深まったという。

 現在の橋が完成したのは八八年十二月。それまでは、大雨が降る度に川があふれ、多いときで年五、六回、周辺の田に水が流れていたという。水害をなくすために川幅を広げたことで、四代目は三代目より約百五十メートル長い全長約三百十メートルとなった。歩道も設けられ、幅は五・五メートルから十二メートルに広がった。

 最上川右岸にはグラウンドゴルフ場があり、仲間同士で楽しみながら体を動かす人の姿が見られる。近くには碁点温泉や市民体育館、遊歩道などもあり、市民の健康増進の場として多くの人が集っている。

2007/03/19掲載
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