やまがた橋物語

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最上川第1部[2]

◆両羽橋(酒田)

両羽橋(酒田)の写真 優美な鳥海山が間近に迫る両羽橋。下流側には先代の両羽橋を撤去するクレーンが見える=酒田市

 酒田市の玄関口ともいえる両羽橋(国道7号)は、最上川に架かる。新潟、鶴岡方面と酒田、秋田方面を結ぶ幹線道路。橋の両端にある親柱には、酒田市のシンボル「獅子頭」がかたどられ、市の発展を見守っている。

 現在の両羽橋は三代目。初代は一八九四(明治二十七)年、木造橋として架設された。工事費の一部は、当時、課税手法に対して不満を持つ農民が起こした抗議行動「ワッパ騒動」の際の返還金が充てられたという。その後、木造橋の老朽化、自動車交通時代の到来に伴い一九三六(昭和十一)年、鋼鉄製の二代目が完成した。長さ七百十四メートル。当時、東北一の大橋を誇った。アーチ状の構造と欄干に街路灯が付いたデザインで目を引いた。現在、撤去工事が進んでおり、二〇〇八年内に終える予定。

 四車線ある現在の両羽橋は一九九一年に完成した。長さは七百二十三メートル。県内では“お隣”の「出羽大橋」に次ぐ大橋。日々、多くの人やモノの交流を加速させる役目を果たしている。

2007/01/10掲載
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