国内外ニュース大阪のイレッサ訴訟結審 国と販売元に1億円請求
2010年07月30日 18:48
肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用の危険性を知りながら必要な対応をとらなかったとして、患者と遺族計11人が、輸入を認めた国と輸入販売会社「アストラゼネカ」(大阪市)に計1億450万円の損害賠償を求めた訴訟が30日、大阪地裁(高橋文清裁判長)で結審した。判決は来年2月25日。
原告側は「ア社は薬の添付文書や広報で副作用に言及しなかった。承認以降多くの死亡が相次いだのに国は使用限定などの対策を怠った」などと主張。イレッサ服用後に間質性肺炎を発症した原告清水英喜さん(54)=三重県四日市市=も「なぜあれほど承認が早かったか知りたい」と意見を述べた。 国・ア社側は、間質性肺炎が副作用の一つだと認めた上で「承認時のデータでは添付文書で警告するまでの必要性はなく、承認後も最大限の対応をとった」と反論した。 イレッサは英国のア社本社が開発し、2002年7月に世界に先駆け日本で輸入承認、販売された。
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