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布川事件、DNA鑑定請求を却下 早期の無罪判決へ

2010年07月30日 21:48
公判後、記者会見する杉山卓男さん(左)と桜井昌司さん=30日午後、茨城県土浦市
公判後、記者会見する杉山卓男さん(左)と桜井昌司さん=30日午後、茨城県土浦市
 茨城県で1967年、男性が殺害された布川事件で、強盗殺人罪などで無期懲役が確定した後、仮釈放された桜井昌司さん(63)と杉山卓男さん(63)の再審第2回公判が30日、水戸地裁土浦支部(神田大助裁判長)で開かれた。

 神田裁判長は、被害者の足に巻かれていたワイシャツなど4点のDNA鑑定について、検察側の請求を却下した。検察側が有罪立証の柱としていたDNA鑑定が退けられたことで、2人の無罪判決が早期に言い渡される可能性が高くなった。

 これに先立ち公判では、弁護側が取調官による「自白」の誘導を立証するため、再審請求審で編集の跡があると認められた桜井さんの取り調べ中の録音テープが再生された。

 弁護側は、テープを鑑定した結果、録音の停止・再開や上書き録音された部分が13カ所あったと主張。当初は「杉山が(被害者を)殴ると動かなくなった」としていた桜井さんの供述が、録音中断後「(自分が)両手で首を絞めた」と変わったことなどを指摘した。
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