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小糸工業が座席強度データ改ざん 千航空機の15万席

2010年02月08日 20:45
記者会見で頭を下げる小糸工業の掛川隆社長(中央)ら=8日午後、国交省
記者会見で頭を下げる小糸工業の掛川隆社長(中央)ら=8日午後、国交省
 小糸工業(横浜市)が納入している航空機座席について、耐火性能や強度などの仕様承認を受けるための試験データに改ざん・捏造などの不正があったとして、国土交通省は8日、同社の掛川隆社長を呼んで業務改善を勧告した。

 同社が座席を納入し、現役なのはボーイングとエアバスの約千機。世界24の国と地域の航空会社32社の約15万席ほぼすべてに不正があったとみられる。不正は1990年代半ばからあった可能性があり、同社は組織ぐるみだったことを認めた。国交省は、安全性確認のため再試験を実施するよう指示した。

 国交省は、米連邦航空局(FAA)などと協議し「運航継続については問題がないと確認した」としており運航を続けながら安全性を確認する。

 記者会見した掛川社長は「深くおわびする。担当部署の組織ぐるみだった。結果責任、経営責任は問われる」と述べた。

 不正は昨年6月と7月、国交省への内部告発があり発覚。国交省の調査に社員は「納期が厳しかった」と話したという。

 小糸工業は昨年1月にも国内線ファーストクラス座席の耐火性能試験で、別の材料を使って試験に合格させる偽装が発覚している。
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