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振興銀破綻、ペイオフ初発動へ 預金1千万円・利息保護

2010年09月10日 08:14
木村剛氏
木村剛氏
 金融庁の検査を妨害した疑いで警視庁の強制捜査を受けた日本振興銀行(東京)は10日、2010年9月中間決算で債務超過に陥る恐れがあるとして、自主再建を断念し預金保険法に基づく破綻処理を金融庁に申請した。同庁は振興銀の破綻を認定し、同行に対して10日から12日まですべての業務停止を命じる行政処分を出した。預金の払戻保証額に上限を設けるペイオフを1971年の制度発足以来、初めて実施する方針。

 ペイオフで保護されるのは、預金の元本1千万円とその利息で、それを上回る場合は預金の一部がカットされる可能性が高い。

 振興銀は2004年に、竹中平蔵元金融担当相などと親交があった、日銀出身で元金融庁顧問の木村剛氏らが中小企業向けの専門銀行として設立した。

 ペイオフでも全額保護される決済用預金を扱っておらず、取扱商品は定期預金だけ。実際の預金カット額は振興銀の資産状況を詳しく調べた上で決められる。

 金融庁は5月に、振興銀に対し業務の一部停止を命令。6月には検査を妨害したとして刑事告訴し、警視庁が強制捜査に踏み切った。木村氏らはその後逮捕、起訴された。
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