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暑い夏に涼しい贈り物 酒田・亀八起の会、スズムシお裾分け

2019年07月12日 11:43
和島公さん(左奥)が育てた約1万3千匹のスズムシの幼虫を興味深そうに観察する地元の子どもたち=酒田市亀ケ崎1丁目
 酒田市亀ケ崎地区のまちづくりグループ「亀八起(けやき)の会」会長の和島公さん(69)が、今年もスズムシの幼虫のお裾分けを始めた。各地に鳴き声を届け、子どもたちの優しい心を育んでもらおうと、繁殖に取り組んで10年以上。春にかえった約1万3千匹が体長1センチほどに育っており、お盆前には涼しげな音色を奏でてくれそうだ。

 和島さんは、テレビ番組でスズムシの鳴き声が人の感受性に与える好影響を知り、繁殖を始めた。2008年に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件をきっかけに、「子どもたちが心豊かに育ち、犯罪が少ない地域をつくりたい」とお裾分けを始め、毎年県内外から300~500人の飼育希望があるという。

 スズムシは秋に、雌1匹当たり約150個の卵を産み、卵のまま越冬する。今年は3月初めに飼育ケースを暖かい場所に移し、適度に土を湿った状態に保ちながらふ化に備えてきた。春に暖かい日が続いた影響もあり、例年より早い5月25日ごろに幼虫がかえり出した。ふ化率が下がる近親交配を避けようと、繁殖用に関西地方で育った個体を導入したことで、長期間の飼育を楽しめそうだという。

 和島さんが社長を務めるせんじん商事(同市亀ケ崎1丁目)には今月上旬、近くの子どもたちが集まり、興味津々の様子で飼育ケースをのぞきこんでいた。亀ケ崎小5年中道健介君(10)は「体に比べて触角が長くてかわいい。元気に育って早く鳴き声を聞かせてほしい」と話していた。

 和島さんは「餌はナスや煮干しがお薦めで、共食いも防げる。殺菌作用がある木炭を止まり木にするといい」と助言する。飼育希望者は事前連絡の上、小粒の赤玉土を敷いたケースを持参する。問い合わせはせんじん商事0234(22)1260。
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