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啓翁桜の出荷量、過去最高 18年度県産147万本、天候影響で品質良好

2019年04月25日 11:48
丹精込めて育てられた啓翁桜。一足早い春を演出する花材として人気が高まっている=1月、東根市・さくらんぼタントクルセンター
 2018年度の県産啓翁桜の出荷量(JA全農山形取り扱い分)が約147万本となり、過去最高を更新したことが県や全農山形のまとめで分かった。今季は品質が良好で業者からの引き合いが強く、これまでのPR効果もあって出荷増につながった。

 県や全農山形によると、出荷量は年によって増減があるものの全体的に増加傾向で、近年は78万~136万本で推移している。啓翁桜はある程度樹勢が弱いと花を付けやすくなることから、18年度は夏場までの乾燥した天候が高品質化につながり収穫量が増加した。正月の贈答用などとして需要が高く、中国の春節(旧正月)の時期には香港への輸出も伸びたという。

 啓翁桜は昭和初期、福岡県久留米市の生産者が中国系のミザクラを台木にして接いだヒガンザクラから誕生。山形市の生産者が全国に先駆けて苗木を購入し、本県での生産が始まった。その後、県農業総合研究センター園芸試験場で促成栽培の研究が進められ、独自の技術を開発。現在では生産量日本一を誇るまでに成長した。

 当初は生け花の花材として需要はあったものの、冬場の桜は「ミスマッチ」だとして市場ではあまり受け入れられなかったという。県やJAによるPR活動によって徐々に浸透し、コメや他の園芸作物と組み合わせた経営が生産者に受けて栽培が拡大した。全国でも例がないという啓翁桜の品評会が、生産者の技術向上に一役買っている。

 県園芸農業推進課の担当者は「まだ需要は伸びているので、さらなる生産振興に取り組んでいきたい」と話している。

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