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鶴岡に中高一貫校、県教委が決定 再編案に賛否、計画1年超遅れ

2019年03月27日 08:27
田川地区の県立高校再編整備計画を決定した県教育委員会の臨時会=県庁
 地元から賛否両論が出ていた庄内地域への中高一貫教育校の設置を含む田川地区の県立高校再編整備計画案について、県教育委員会は26日の臨時会で審議し、全会一致で可決した。鶴岡市を設置場所とした県教委の計画案に酒田市などが反発。機会を設け、地区内で議論を重ね、当初予定より約1年2カ月遅れで計画が決定。県内2校目となる併設型中高一貫校が開校に向け動きだす。

 県教委は2017年10月、鶴岡南と鶴岡北の両高を統合し県立中学校を新設する併設型中高一貫校などを含め、県立8校を4校にする田川地区の高校再編整備計画案を公表した。これに対し、地元からは「もっと幅広く意見を聞いてほしい」「議論を重ねてから判断すべき」との意見が噴出。1年以上かけて賛否を問いながら意見交換を重ね、酒田市は「酒田、鶴岡の地域バランスが崩れる」などと鶴岡南高を拠点とする設置案に対して反対を表明していた。

 協議を続ける中で、開校時期は当初の「24年度開校予定」から「24年度以降、できるだけ早い時期」に見直された。具体的な開校時期は今後策定する教育基本計画で示す方針。中高一貫校は基本的に鶴岡南の校舎を高校で、鶴岡北の校舎は中学校での活用を想定している。

 この日の臨時会での審議では、委員から「議論は尽くされた」「いつまでも決まらなければ保護者が不安になる」などと計画決定に対する賛成意見が相次ぎ、原案通り可決された。その一方で「今後も幅広い意見を聞きながら進めてほしい」との要望も出された。

 会議終了後、報道陣の取材に対し広瀬渉教育長は「計画決定後も関係者や地域の理解を求め、丁寧に進める」と説明。計画案に反対する酒田市が北庄内、酒田の高校への配慮を求めている点については「今後、検討する」と述べた。

 酒田市の丸山至市長は、計画決定について「酒田光陵高工業科の1学級削減の延期を要望した時と同様、地域の思いを聞き入れてもらえず残念。権限は県教委にあり、決定したからには庄内全体に丁寧な説明をお願いしたい」と語った。

 鶴岡市の皆川治市長は「市も新年度に独自の調査などを行い、開校に向けた機運を高める」、吉村美栄子知事は「生徒、保護者、地域の期待に応じられる学校となるようしっかり準備してほしい」とのコメントをそれぞれ発表した。

 一方、「中高一貫校並びに田川地区の高校再編を考える市民の会」は「決定は拙速であり、断固抗議する」との声明を出した。

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