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視覚障害者向け教材を開発 「YNEXT」、測定機器など山形盲学校に贈る

2019年03月20日 14:41
関節の角度を測る教材(上)と、気温や傾きなどを調べる測定機器
 県内のものづくりグループ「YNEXT(ワイネクスト)」が視覚障害者向けの学習サポート教材を開発し、上山市の県立山形盲学校(荒井裕之校長)で19日、贈呈式が行われた。

 YNEXTの構成メンバーは、那須電機(天童市)と東北パイオニア(同)、エクストリーム(山形市)、電子製造業の長岡雄一郎さん(寒河江市)。2015年に同校の石沢洋喜教諭から「理科の授業で使う測定機器はデジタル表示の物がほとんどで、視覚障害のある子どもは取り残されている」と聞き、音声による読み上げ機能が付いた測定機器の開発を進めてきた。

 完成したのはセンサーで気温や電流、距離などを読み取る「Earth smilE(あすめる)」7種類と、関節などの角度を測る「ボイスゴニオ」。ともにタブレットやスマートフォンとの連動などにより、測定した数値を音声で読み上げてくれる。あすめるは幼少学部から高等部までの理科の授業などで活用。ボイスゴニオは高等部理療科であん摩マッサージ指圧師などを目指す生徒が臨床実習などで使う。

YNEXTのメンバーが荒井裕之校長(左)に目録を贈った=上山市・県立山形盲学校
 贈呈式では、那須電機の那須広紹(ひろつぐ)部長が荒井校長に計8台分の目録を手渡した。荒井校長は「山形のものづくりの力を感じる。わが校ではもちろん、今後、県内各地、東北の子どもたちにも活用してもらい、自分で学ぶ楽しさを感じてもらいたい」とお礼の言葉を述べた。

 同校では18年度、YNEXTから提供を受けた試作品を使って学習しており、石沢教諭は「目が不自由でも測定できることが自信につながったようだ。今後の人生においても大切な経験になる」と話していた。

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