県内ニュース

夜の外出、反射材が身を守る 県内・過去5年、輪禍犠牲者の装着ゼロ

2019年01月20日 12:47
夜光反射材を着用した警察官。お年寄りだけでなく、夜間に出歩く際は身に着けることが重要だ=寒河江市
 装着率はゼロ%―。県内で昨年までの5年間の交通事故犠牲者218人のうち、51人の歩行者が夜間に車にはねられて亡くなっている。その全員が夜光反射材を身に着けていなかったことが19日、県警交通企画課のまとめで分かった。「反射材を着けていれば…」。万全ではないものの、最悪の事態は避けられたかもしれないとの思いから、県警の担当者は「夜、出歩くときは必ず身に着けてほしい」と呼び掛ける。

 同課は、2014年から昨年までに、県内の交通事故による死者の状況を精査した。5年間の死者218人のうち、歩行者は71人だった。このうち日没後の夜間にはねられて命を落としたのが51人で、共通している事項として夜光反射材を身に着けていなかったことが分かった。

 「反射材があれば、ドライバーからの発見がもっと早く、事故を回避できていた可能性はある」と同課の担当者。夜間、車に歩行者がはねられる事故では、運転者側の注意不足が大きな要因ではあるものの、暗いと車側からは歩いている人の姿がよく見えず、発見が遅れ、はねてしまうケースがあるという。

 こうした場合、車の前照灯の明かりで照らされる夜光反射材を身に着けていれば、ドライバーから発見されやすくなる。たすきやベストなどの他、靴に貼り付けるシールタイプもある。ホームセンターなどで手ごろな価格で販売しており、交通安全運動期間中に配布している場合もある。

 犠牲者の多くは高齢者だ。県警は本年度、事故同様にお年寄りが被害に遭いやすい特殊詐欺(うそ電話詐欺)対策の一環として、高齢者宅を回り、留守番電話設定にする作戦も展開中。訪問活動の中で、夜光反射材を身に着けることを呼び掛け、靴などにシールを貼り付ける取り組みも進めている。

 夜光反射材は高齢者だけでなく、帰宅後、ジョギングや散歩などをする若い世代にも重要。同課は「事故から身を守るための手段の一つ。積極的に活用してほしい」と訴えている。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から