県内ニュース

最上小国川ダムの事業費、88億円に 4億円増、豪雨で完成9カ月遅れ

2019年01月19日 13:43
最上小国川ダムの建設費を変更する方針が示され、事業継続を妥当と判断した県公共事業評価監視委員会=山形市・県自治会館
 最上町で建設が進む最上小国川ダムに関し、県は18日、同ダムの総事業費を4億円増の88億円とする方針を明らかにした。透水性の高い地盤を改良する必要が確認されたことなどが要因。昨年8月の豪雨の影響で工事が進まず、完成予定時期は2019年度内と変わらないが、当初よりも9カ月ほど遅れ20年3月になる見通しとなった。学識経験者などで構成する県の第三者機関は同日、事業継続を妥当とした。

 山形市の県自治会館で開かれた県公共事業評価監視委員会(委員長・貝山道博東北文化学園大総合政策学部教授)で説明した。県によると、堤体(ダム本体)のコンクリート打設工事の進捗(しんちょく)率が90%を超えるなど建設は終盤に入っている。一方で地盤を安定させる基礎処理工事を巡り、これまでセメントを注入して改良を重ねてきたものの、いまだに多くの亀裂が岩盤にみられることなどから追加工事が必要となったという。

 また昨年の豪雨で工事が遅延したため、骨材貯蔵施設など仮設備設置に関する新たな費用が生じた。工程変更も余儀なくされ、実際に水をためて安全性を確かめる試験湛水(たんすい)ができず、今年秋以降に実施する予定となった。

 この日の協議で委員からは、基礎処理の費用を巡り「なぜこのタイミングでの増額なのか」との質問が出た。県は「ある程度施工を進めないと(地盤の)全体像をつかめない部分がある」と説明した。

 同ダムの事業費を巡っては当初70億円を見込んでいたが、労務費や資材費の高騰などの影響で16年度に84億円に増やしていた。県は今後、国に対して計画の変更を申請する。認可された後、県議会に関連予算案を提出する。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から