県内ニュースシベール支援、名古屋の企業が候補に
2019年01月19日 09:53
PR
民事再生法の適用を申請した洋菓子製造販売のシベール(山形市、黒木誠司社長)の経営再建で、スポンサーとして名古屋市のパン・菓子メーカー「オールハーツ・カンパニー」(田島慎也社長)が候補に挙がっていることが18日、複数の関係者への取材で分かった。田島社長は愛知県内でラスクを製造する会社の代表も務めている。シベールは「現段階では何もコメントできない」としている。ホームページや信用調査会社によると、オールハーツ社は2002年に田島社長が夫婦で創業し、04年に法人化した。資本金は3千万円。七つのブランドでパン屋とスイーツ店を直営・フランチャイズ展開しており、そのうち「マジカルチョコリング」が主力商品の「ハートブレッド アンティーク」は東北を含む全国と台湾で60店舗以上を構える。 社員数は約500人(17年7月現在)。業績は14年7月期が売上高30億1200万円(純利益1億5600万円)、17年7月期は同42億2600万円(同4千万円)、18年7月期は同74億8100万円(純損失1億2700万円)。山形新聞の取材に「広報担当者が不在」と回答した。 主力商品ラスクの販売不振などで18年8月期まで3期連続の赤字を計上したシベールは自力での再建を断念し17日、山形地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は19億5900万円。同日夜の会見で、食品メーカー1社と支援について交渉していることを明らかにしていた。
おすすめニュース
|
文字サイズ変更
山形新聞からお知らせ
|