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シベールが再生法申請 販売不振、営業は継続

2019年01月18日 07:44
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 洋菓子製造販売のシベール(山形市、黒木誠司社長)は17日、民事再生法の適用を山形地裁に申請し、受理された。主力商品ラスクの販売不振が続き、2016年8月期から3期連続赤字を計上。借入金返済や仕入れ資金の調達が困難になり、自力再建を断念した。負債総額は19億5900万円。スポンサー企業の支援を受け経営再建を図る方針で、食品関連メーカー1社と協議中としている。

 黒木社長は同日夜、同市内で記者会見し「多くの方に迷惑、負担、心配をお掛けし、深くおわびする」と陳謝した。18日以降も製造と各店舗の営業は続け、社員167人やパート従業員の雇用は維持すると説明。再建にめどが立ち次第社長を退任する意向を示した。

 事業はスポンサー企業に譲渡し、代金を債務弁済に充てる考え。これを基本方針にスポンサー候補企業と協議中で、資産状況の精査などを経て確定する。

 同社はラスクのヒットにより、全国的に知名度を高め、売上高はピークの08年8月期に44億5300万円を計上した。しかし、競合商品が増えてラスクの販売が落ち込むと、それに代わる新商品を投入できず、売り上げは次第に減少。18年8月期は26億7千万円まで落ち込んだ。3期連続で赤字を計上し、18日に支払期限を迎える債務弁済の資金調達にめどが立たなかった。

 債権者245社・個人を対象に21日に山形市内で債権者集会を開く。ジャスダックに上場する株式は17日、東京証券取引所から整理銘柄に指定された。2月18日に上場廃止になる見込み。

 県内の上場企業の倒産は00年9月の川崎電気(現かわでん)以来となる。

シベール 山形市で1966(昭和41)年に創業。洋菓子やパンの製造販売、飲食事業を手掛け、山形、宮城両県で菓子・パン販売の20店、レストラン・喫茶の6店を展開している。94年に専用のフランスパンを使った「ラスク」を量産化。2005年にジャスダックに株式を上場した。17年11月に中期事業計画を策定し、経営再建を図っていた。18年8月期は売上高26億7千万円、経常損失1億6300万円、純損失3億100万円。

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