県内ニュース

県政界に世代交代の波 統一選・県議7人、勇退へ

2019年01月01日 09:40
PR
 2019年の幕が開くと同時に、統一地方選、参院選と続く選挙の年がスタートした。その統一選第1ラウンドの県議選を巡り、昨年末にかけて現職の勇退表明が相次ぎ、山形新聞の取材で7人を数えた。多くは議場の最後列に座り、議会や各会派で存在感を示してきた重鎮だ。現職に挑む新人は既に11人が名乗りを上げた。平成から新たな時代に変わる今年、県政界は世代交代の波が一気に押し寄せる。

 県議選は3月29日告示、4月7日投開票の日程で行われる。現職で勇退の意向を明らかにしたのは最大会派の自民が4人、県政クラブ2人、無所属1人。このうち4人が議長経験者だ。「現職がそのまま続け、無投票の選挙区が多いのでは」との観測さえ聞こえていた選挙情勢は、昨年秋から年末にかけて一変した。

 中でも歴代最多となる連続10期目の自民後藤源氏(79)の勇退表明は県政界関係者を驚かせた。板垣清一郎氏から知事4代にわたって議席を保ち、議長の重責も担った。現在は吉村県政に対峙(たいじ)する姿勢を明確にしている。それだけに、動揺は自民関係者の一部にも広がった。

 表明は突然だった。先月27日の会合は県議選に向け、鍋を囲んで気勢を上げる忘年会のはずだった。集まった後援会幹部は最初驚き、次第にうつむき加減で発言に聞き入った。涙ぐむ人もいた。「まだ、やれる」との声も上がる中、後藤氏は「元気なうちに、若い人にバトンを渡し、支えていきたい」と何度も繰り返し、理解を求めた。

 後藤氏以外にも自民では7期目の平弘造氏(71)=長井市区=が身を引く意向を示している。議長、県連幹事長を担い、執行部に対する発言力も強い。やはり議長経験がある6期目の鈴木正法氏(66)=西村山郡区=に加え、5期目の佐藤藤弥氏(75)=酒田市・飽海郡区=も引退を表明した。「知事に正面から、ものが言える議員が少なくなる」と嘆息を漏らす自民関係者もいる。

 一方、県政与党の県政クラブでは、代表で3期目の阿部昇司氏(67)=鶴岡市区=が今期限りとする考えを明らかにした。吉村美栄子知事の初当選時から支えてきた議員の一人で、会派をまとめ、他会派とのパイプもある。藤島町長を務めるなど豊富な経験から多くに慕われ、その勇退に知事周辺には危機感が漂う。6期目の広谷五郎左エ門氏(67)=山形市区=も退く。

 さらに、前回知事選で吉村氏支持を鮮明にして自民会派を離脱し無所属となった、議長経験者で7期目の阿部信矢氏(72)=鶴岡市区=も後進に道を譲る意向だ。

 7人の勇退の波紋は今後広がり、さらなる新人擁立につながる可能性もはらんでいる。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から