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敢闘~モンテ2018(上) 躍進した天皇杯

2018年12月07日 12:17
J1川崎との天皇杯全日本選手権準々決勝、追加点を挙げて喜ぶ山形のDF坂井達弥(手前中央)ら。積極的な選手起用が快進撃につながった=10月、天童市・NDソフトスタジアム山形
 サッカーJ2・モンテディオ山形は5日の天皇杯全日本選手権準決勝で敗れ、今季の全日程が終了した。リーグ戦は12位と中位に終わった一方、天皇杯はJ1勢を相次いで退け、4大会ぶりの4強入り。躍進した「天皇杯」、苦しんだ「リーグ戦」を振り返り、来季への課題を探る。

 天皇杯快進撃を支えたのは、指揮官の大胆な采配とそれに応えた選手の奮起だった。準々決勝まではリーグ戦と重なり、過密日程。木山隆之(たかし)監督はコンディション調整を重視しながら、柔軟にメンバーを選考した。準決勝までの全5試合出場はMF中村駿、GK児玉剛の2人だけだった。

 リーグ戦で控えに甘んじていた選手が存在感を見せた。2回戦のJ2岐阜戦では、MF汰木康也が自身プロ初となる1試合2得点を記録した。2度のPK戦では児玉が好セーブで勝利をたぐり寄せた。リーグ戦は5試合の出場にとどまったDF坂井達弥も象徴的な存在だ。J1柏との3回戦、J1川崎との準々決勝はセットプレーで高さを生かして得点し、粘り強い守備も見せた。絶対的スタメン以外の活躍で、チーム内の競争は活性化。MF安西海斗ら若手も出場機会を増やした。

 準優勝した2014年大会は、準決勝までJ1クラブとの対戦は1度だけ。今大会は4度対戦し、準々決勝ではJ1連覇を達成した川崎に対し大金星を挙げた。J2勢で最後まで勝ち残り、クラブが目指すJ1の舞台でも通用する点を見いだせた。FW阪野豊史は「サッカー人生の中でも良い経験」と振り返った。

 敗れた準決勝ではJ1との差も明確になった。パス、ドリブルのスピード感に慣れるまでに時間を要し、修正できないままに短い時間で複数失点。J2との違いについて、木山監督は「(J1はシュートの場面で)最後に相手の足が出てくるところや、GKの守備範囲に収まってしまうところ」と指摘し、「勝ち進む中で、そこを体感できていた部分もあった」と話す。来季は木山体制3年目。チーム最大の目標「J1昇格」に向け、収穫の多い大会になった。

【天皇杯の戦績】
▽2回戦・対J2岐阜   ○ 2―2(PK4―2)
▽3回戦・対J1柏    ○ 2―1
▽4回戦・対J1F東京  ○ 1―1(PK7―6)
▽準々決勝・対J1川崎  ○ 3―2
▽準決勝・対J1仙台   ● 2―3

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