県内ニュース

白竜湖、カヌーでスイスイ 南陽・有志がクラブ設立、観光振興へ

2018年11月13日 12:26
進水式を終え、カヌーの操縦を体験する会員ら=南陽市二色根・花見町古堤
 カヌー愛好者を増やし普及を図ろうと、南陽市で年内に「南陽カヌー・カヤッククラブ(仮称)」が発足する。自営業者など有志が設立準備を進め、6日に市内の花見町古堤で進水式を行った。今後は市民の健康増進や青少年の健全育成、カヌーを浮かべる白竜湖(同市赤湯)の環境保全や観光振興などを目指し、多角的な活動を展開していく。

 準備してきたのは同市竹原、豆腐製造業野川寿一さん(64)ら市内に住む男性6人。このうち4人は市青少年育成推進員の経験者で、市内の小学4~6年生の希望者が参加する体験交流講座「きらきら・EKUBOキッズ」の実行委員にもなっている。2014、15、17年に尾花沢市の徳良湖を会場にした同講座のカヌー体験でも協力した。

 そんな中、野川さんは今年、市教育委員会による白竜湖の周辺環境調査報告書で、湖の水深が年間1センチのペースで浅くなり「このまま対策を取らないと今世紀中に消滅する」と、専門家が警鐘を鳴らしたことを知った。「少年時代から見ていた、水を満々とたたえる風景を後世に引き継がなければ」と危機感を抱いた。カヌーの普及を通して白竜湖の環境を守り、湖北側にあるスカイスポーツの拠点「南陽スカイパーク」と一体的なエリア観光を推進しようと、思いを強くした。

 今年7月ごろから仲間に話を持ち掛ける一方、メンバーの会社員中村孝律(たかのり)さん(51)=同市川樋=とポケットマネーを出し、1人乗りカヤックタイプ計4艇を購入。市から公園使用許可を受け、メンバーらは先月30日、湖でカヌーをこいで水深を調べたほか、報告書で水位低下の一因と指摘された湖面のヒシの繁茂状況をチェックした。

 カヌーのお披露目を兼ねた進水式には市、消防、警察などの関係者を含む約20人が出席した。発起人を代表して野川さんが「市の宝ともいえる白竜湖を守るという気持ちで活動を頑張る」とあいさつ。式の後には、メンバーらが操縦を体験した。クラブでは設立総会を経て広く会員を募り、来年から本格的に白竜湖での操縦体験機会の提供やヒシの除去などを行う予定だ。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から