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宮城興業が海外に販路、歩み加速 南陽の靴製造、品質に高評価

2018年11月08日 12:53
ミカムでバイヤーに自社製品をアピールする宮城興業の担当者(中央)=9月16日、イタリア(ジェトロ提供)
 靴製造の宮城興業(南陽市、高橋和義社長)が海外展開を加速させている。1月と6月に同業者と共にフランス・パリで展示会を開催。9月にはイタリア・ミラノで開かれた国際靴見本市「MICAM(ミカム)」に10年ぶりに出展し、欧州での自社ブランドの販路拡大に力を入れている。

 自社ブランドの革靴「MIYAGI KOGYO」は10年ほど前に開発。デザイン性と履き心地の両方を重視した木型を作り、皮革の素材も厳選して堅固に仕上げた。国内では東北だけでなく、東京や京都、大阪など主要都市の百貨店で取り扱われている。

 ミカムでは経済産業省の委託を受けた日本貿易振興機構(ジェトロ)によるジャパンブースに国内6社と出展した。9月16~19日の4日間で靴専門店の担当者ら約4万5千人が来場する中、品質の高さが認められてイタリアや米国などから引き合いがあり、商談が続いている。来年2月に開かれるミカムにも出展し、攻勢を強める考えだ。

 一方、東京のセレクトショップの呼び掛けで同業者と共に「JSEP(ジェイセップ)」という団体を組織。最初の活動として1月と6月にパリで開催した展示会では、ノルウェーの靴店と100足超の取引が成立した。この店では世界各国の靴を扱っており、「イタリアやイギリスなど“本丸”に向けたくさびは打てた」と高橋社長は手応えを語る。

 グローバル化の時代、日本製の靴は海外製品に押されて縮小傾向を余儀なくされ、世界に打って出る重要性が増しているという。同社は自社ブランドの海外展開に加え、2009年ごろからは好みの靴を素材やデザイン、サイズなど何百万通りから選べる「カスタムメード」事業でも海外市場を開拓している。

 国内の取り扱いは洋服店などを含め約250店にまで拡大している事業。海外ではインターネットで現地の靴店を検索し、説明文を送付するなど地道に取引先を広げ、現在はカナダ、米国、オーストラリア、シンガポール、韓国、中国の6店に増えた。海外事業が全体の売上高に占める割合はまだ小さいが、高橋社長は「国内だけでなく、世界で戦わないと生き残れない。今後もチャレンジを続けたい」と話している。

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