県内ニュース一点一点の繊細美「てまりの世界」 山辺・故早川さん寄贈の作品展
2018年09月19日 15:29
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細かい手作業で生み出されたてまり作品が並ぶ=山辺町ふるさと資料館
早川さんは6年前に78歳で死去。生前は日本てまり文化振興協会の研究会会員として韓国など海外にも足を運び、日本の伝統工芸品てまりの魅力を発信し、創作てまり作家として活躍した。会場には早川さんが同町に寄贈した作品約300個を展示。幾何学模様のほか、桜や梅、鶴やウサギなどもデザインされ、手の込んだ一点一点が目を引く。 兵庫県のちりめん作家・佐谷純代さん(88)が手掛けた古布を使った袋や、動物をモチーフにしたかわいらしい人形、つるし雛などを紹介する作品約200点も合わせて展示。セミをイメージしたバッグなどもあり、手縫いと古布が持つ温かみを感じさせる。 今年2、3月にかけて同館で開催した時代雛展示イベントで、てまりとちりめん作品を展示した際、来場者から「もっと見たい」との熱い声が寄せられ、2人の企画展を開催した。10月21日まで。
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