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公立置賜長井病院を改築 現在地に21年開院

2018年08月11日 09:55
老朽化が進み、改築される公立置賜長井病院=長井市屋城町
老朽化が進み、改築される公立置賜長井病院=長井市屋城町
 置賜広域病院企業団(中山順子企業長)は、老朽化が進み耐震強度が懸念される公立置賜長井病院(長井市屋城町)の改築事業に着手した。使用していないスペースも多い現病院を解体後、同じ敷地内にコンパクト化した新病院を建て、病床数は現行の73床を維持する。2019年9月に解体工事を始め、21年3月に新病院の業務開始を予定している。

 現病院は1970(昭和45)年、長井市立総合病院として整備された。00年からは公立置賜総合病院(川西町)のサテライト医療施設として初期や回復期、慢性期の診療を担っている。病床数は一般50床、人工透析23床。内科、整形外科、婦人科、精神科(外来のみ)など10の診療科がある。

 主に使用しているのは一般病棟(6階建て)と精神病棟(2階建て)の一部、人工透析棟(同)、外来などの診療管理棟(3階建て)の4棟。一般病棟の2、3、5、6階はほぼ使用していない。敷地面積は約2万2700平方メートル、延べ床面積は約1万6千平方メートル。老朽化が進み、特に一般病棟は震度6~7の地震で倒壊の危険性が高いとの耐震診断結果が出ている。

 同企業団によると、改築事業では現在の一般病棟跡地に一般病棟、人工透析、外来の各機能を集約した2階建て施設を建てる。病床数は現行と変わらず、診療科も現状を維持。精神科は引き続き外来のみとする。敷地面積は約1万4300平方メートル。鉄筋コンクリート造りで延べ床面積は約4200平方メートル。診療管理棟跡地に外来患者の駐車場を整備する。解体工事前に精神病棟を改修し、一般病棟入院患者の仮病棟とする。

 総事業費は約35億円を想定し、費用は基本的に長井市が負担する。同企業団は基本・実施設計と監理業務などを一括して担う業者を公募型プロポーザル方式で決める。基本設計は19年1月、実施設計は同7月までにそれぞれ完了させ、建物の建設工事は同10月に開始する予定。公立置賜南陽病院と同様、実施設計に早い段階から施工業者を参画させる「ECI方式」を採用し、工期短縮と経費節減を図る。

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