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クラゲ人気は90年前に予言されていた? 鶴岡・加茂水族館、シンボルや「音頭」に登場

2018年05月05日 10:53
約90年前のパンフレット(手前左)と絵はがき(奥)。パンフレットの地図中にはクラゲのマークが描かれている。手前右はこのマークを使ったオリジナルキーホルダー
約90年前のパンフレット(手前左)と絵はがき(奥)。パンフレットの地図中にはクラゲのマークが描かれている。手前右はこのマークを使ったオリジナルキーホルダー
 鶴岡市立加茂水族館(奥泉和也館長)のクラゲブームは、約90年前に予言されていた!?―。同館が開館した1930(昭和5)年ごろのパンフレットに、当時は展示されていなかったクラゲがシンボルマークとして使われていることが分かった。当時から歌われていた水族館音頭の歌詞にもクラゲが登場しており、今日の人気を暗示する不思議な巡り合わせが話題になっている。

 加茂水族館は湯野浜温泉や旧加茂町などの有志が出資し、山形県水族館としてオープンした。初代館長には同温泉の旅館・亀やの阿部與十郎社長が就いた。鉄筋コンクリート2階建ての近代的な建物で、庄内浜の魚介類の他、アザラシやオットセイなどを展示。カフェや卓球台などがある娯楽室も備えていた。戦時中は軍に徴用され、新兵の訓練所として使われたが、53年に再オープンを条件として旧加茂町に譲渡された。

 パンフレットは昨年、酒田市の男性が何かに活用してほしいと、当時の写真があしらわれた絵はがきと共に同館に寄贈。パンフレットはカラーで、海を泳ぐ魚が描かれ、地図中に湯野浜温泉を表す温泉マークと同館を示すクラゲマークがある。水族館音頭の歌詞も記載しており、「丸にくらげの水族館は水の世界のパラダイス」で始まっている。

 なぜ、展示していなかったクラゲがシンボルとして使われたのか。亀やの阿部公和社長(48)は「詳しくは分からないが、温泉マークを逆さにしたと聞いたことがある」と話す。

 「逆さ」といえば、くしくも同館でクラゲを展示するきっかけになったのはサカサクラゲだ。97年に飼育員が、サンゴの根元にクラゲの基となるポリプが付着しているのを見つけ、育てて展示してみようと考えたことが始まりだった。現在は60種類近くを展示しており、世界一のクラゲ水族館として国内外に知られるまでになった。奥泉館長は「いろいろなことが1本につながり、鳥肌が立った」と驚く。

 現在、マークはクラゲ展示室「クラネタリウム」のシンボルとして活用しており、4月からこのマークを使ったオリジナルキーホルダーも販売している。2種類(各540円)あり、売れ行きは好調だという。奥泉館長は「せっかくのつながりを大切にしながら運営していきたい。このマークはこれからも守り続けていく」と話した。

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