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誤食注意!迷ったら手を出すな 県内・山野草シーズン、有毒も

2018年04月23日 11:37
ニラ(左)と有毒のスイセン(写真は県衛生研究所提供)
ニラ(左)と有毒のスイセン(写真は県衛生研究所提供)
 暖かな春の日差しとともに山野草シーズンが到来した。自然の恵みが食卓に並ぶ機会が多くなるが、例年、有毒な山野草を誤って食べたことによる食中毒が発生している。ニラと間違えやすい有毒植物のスイセンなど、身近なところにも危険は潜んでいる。県食品安全衛生課は摂取に十分な注意を促す一方、種類が不明な山野草を採取しないように呼び掛けている。

 県内では統計を取り始めた1955(昭和30)年から2017年までに、有毒植物の誤食による食中毒は53件確認されている。死者は出ていないが、身近で注意が必要なのがスイセンだ。今年は雪解けが早かった影響で生育が早く、全国では既に食中毒の発生が報告されている。

 家庭菜園などでなじみ深いが、県内でもこれまで9件24人が食中毒を起こしている。強力な毒を持ち、下痢や嘔吐、最悪の場合は死に至ることがある。ニラと間違えて自宅の庭で採取するケースが多く、加熱調理しても毒はなくならない。臭いの違いで誤食を防ぐことができるほか、誤った採取を防ぐために植物に名札を付けることも有効だ。

 最も誤食による件数が多いのがトリカブトで、19件38人が発症、4人が亡くなっている。ニリンソウやシドケと形状が似ており、混生していることが多く事故が起きやすい。

 トリカブトは付け根がつながって1枚の葉になっているのに対し、ニリンソウは深い切れ込みがあるなど違いはあるが、専門家でも見分けが難しいという。採取する際は思い込みを捨て、一つずつ丁寧に観察することが安全性の確保には欠かせないとしている。

 同課の担当者は「少しでも自信がない時は手を出さないことが鉄則」と強調する。経験が浅い人はベテランと一緒に行動し、さまざまな特徴を教えてもらうことも大切だという。「多く採れてお裾分けすることもあるかもしれない。その場合は、提供することへの責任をしっかり持ってほしい」と話している。

左からシドケ、有毒のトリカブト、ニリンソウ(写真は県衛生研究所提供)
左からシドケ、有毒のトリカブト、ニリンソウ(写真は県衛生研究所提供)

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