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山形を網羅、総合情報誌 県が来年度予算要求に制作費計上

2018年01月14日 12:56
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 県は各部局の来年度予算要求に、総合情報誌の制作費を計上している。「自然と文明が調和した新理想郷山形」を将来ビジョンに掲げるが、本県の魅力を一冊にまとめた基盤の資料がなく、発信力不足の一因となっている。企業や移住者、観光客の誘致活動などに情報誌を活用し、本県での暮らしをイメージできるようにするのが狙いだ。

 将来ビジョンを具現化する上で、本県の魅力に挙げられるのが、出羽三山に象徴される精神文化や、最上川舟運と北前船に育まれた紅花、青苧(あおそ)の交易と雛文化。サクランボなど多様な果樹生産、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された「新庄まつりの山車(やたい)行事」、豊富な温泉と酒蔵、ワイナリーなどがある。

 これらはよく引用されるが、ジャンルや目的別の資料に分散して掲載され、県として「山形県の全体像」を網羅したツールを持っていないのが現状だ。2020年東京五輪・パラリンピックの開幕が約2年半後に迫り、全国各地がインバウンド(海外からの旅行)誘致に取り組む中、本県の魅力をアピールする上でも「山形の個性」を束ねた情報発信力の強化が課題になっている。

 情報誌は、伝えたい人や団体に直接伝えることができ、手にした際の質感などで親近感を抱いてもらえるよう、紙媒体を予定している。民間ノウハウを活用し、アピール力の高い一冊に仕上げる。日本語と英語、韓国語、中国語の簡体字、繁体字の計5カ国語版を見込んでいる。

 構想では、交通インフラと工業団地の立地状況を載せ、高速道路や地域高規格道路の整備予定も紹介することで、物流などをイメージしやすくする。さらに周辺の農産品や食文化、祭りなどの伝統行事、四季折々の風物詩などを組み合わせて、1年間を通じた生活空間を連想可能に仕上げる考え。県内に赴任する異動者やビジネス目的の来県者、進学・就職などの移住希望者をターゲットに、プロモーション活動などでの活用を視野に入れる。

 来年度予算要求概要では、将来ビジョンの実現に向けた「県政運営基盤強化特別枠」の一つ、“やまがたの誇り”戦略広報推進事業費(2600万円)を盛り込んだ。今後の予算編成作業や県議会の審議などを踏まえ、予算化されれば来年度中に制作する方針。

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