県内ニュースワイヴァンズ、連敗脱出なるか きょう16日からホーム金沢戦
2017年12月16日 12:22
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チーム最多の平均得点をマークするウィル・クリークモア=天童市・県総合運動公園アリーナ
山形は15日、試合会場で調整した。前節は西地区首位の福岡と対戦し、試合終盤まで食らい付きながらも2連敗。通算成績は8勝13敗となり、当面の目標とする勝率5割復帰から遠ざかった。2戦ともに得点は60点台にとどまり、攻撃面の修正が必要。得点の核に据えた3点シュートが決まらないまま、次の攻め手を欠いた。同じ状況に陥った場合、インサイドを突くなど攻撃の幅を広げることが求められる。 金沢は3部から昇格し、今季は12勝9敗で中地区2位。中心選手のパワーフォワード、アンドリュー・フィッツジェラルドは1試合平均22.14点を挙げ、2部得点ランキングでトップに立つ。日本人選手の得点力も高く、山形は徹底したチームディフェンスが欠かせない。スモールフォワード伊沢実孝は「実力は上だと思って、試合に臨まなければいけない」と気持ちを引き締めた。 「ビッグシューター」チームの柱 “ビッグシューター”ウィル・クリークモアの存在感が際立っている。ここまで大半の試合で20得点前後をマーク。2部では得点、リバウンド数ともランキング上位に入り、チームを支える柱となっている。 昨季、初めて国内リーグに属し、1部に昇格した西宮など2チームでプレーした。今季加わった山形ではパワーフォワード兼センターを担う。身長206センチから放つ3点シュートを最大の武器に、前節終了時点で1試合の平均得点はチーム最多の18.45点。ランキングで5位に位置し、平均リバウンド数は9.60で7位に入る。 闘志みなぎるコート上とは打って変わり、普段はお調子者のキャラクター。「食べ物もバスケも合っている」と引退まで日本でのプレーを望んでいる。11月の愛媛戦では「通過点」と位置付けるリーグ通算千得点を記録した。「良いシーズンを過ごしたいと思うのであれば、勝たなければいけない試合。勝利のための得点を狙う」。外角だけでなく、インサイドでの働きも自身に課した。
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