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県文化財に建物や絵画など3件指定へ 県教委、保護審から答申

2017年12月06日 11:00
富山馬頭観音堂(県教委提供)
富山馬頭観音堂(県教委提供)
 県教育委員会は5日、最上町の東善院の「富山馬頭観音堂」(建造物)、寒河江市の華蔵院が所有する「絹本著色地蔵十王像」(絵画)、鶴岡市の致道博物館の雛道具(工芸品)の3件について、県文化財保護審議会から県文化財に指定するよう答申を受けたと発表した。今後、県教育委員会での審議などを経て正式に指定される。

 県文化財・生涯学習課によると、富山馬頭観音堂は、宮殿1基、棟札8枚とともに指定される見通しとなった。技法が正確な江戸時代後期の寺院建築として価値があり、歴代の新庄藩主の参詣の場であること、特に造りがしっかりとした鳳凰(ほうおう)の木鼻などは全国的にも貴重だと評価された。

絹本著色地蔵十王像(県教委提供)
絹本著色地蔵十王像(県教委提供)
 絹本著色地蔵十王像は、高麗において制作された仏教絵画。諸尊の顔は細い線を引き重ねて丁寧に表現され、着衣はさまざまな色を多用し華やかに描かれている。地蔵菩薩(ぼさつ)は頭巾をかぶって耳を表さない珍しさがあり、宝珠の持ち方などと併せて特徴となっている。現在は東京国立博物館に寄託している。

 雛道具は、庄内藩主6代酒井忠真に嫁入りした熊本藩細川家の密姫が実際に使用した調度品のミニチュア。製作年代は江戸時代中期で、全てが黒漆に金蒔絵(まきえ)で酒井家と細川家の紋が描かれている。1771(明和8)年に記した覚書も伝わり、美術工芸的、資料的価値が極めて高いとの評価を受けた。

 正式決定後、県文化財の総数は528件になる。

雛道具一式(県教委提供)
雛道具一式(県教委提供)

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