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山形城・本丸焼失の裏付けか 義光期の鬼瓦、しゃちほこなど出土

2017年11月10日 11:15
新たに出土したしゃちほこの一部
新たに出土したしゃちほこの一部
 山形市の国指定史跡・山形城跡の発掘調査で、最上義光が城主だった16世紀末~17世紀初頭の間に、城の本丸が焼失したことを裏付ける、金箔(きんぱく)が着いた鬼瓦など約2千点が新たに出土した。しゃちほこもあり、本格的な城廓だった可能性も浮上している。

 義光は本丸、二ノ丸、三ノ丸からなる平城を築いたとされる。今回はその城より古い城廓に関連する資料が、市営球場南にある本丸御殿跡で昨年5月に発見された堀から見つかった。

 鬼瓦は現段階で10点確認されている。それぞれ桃や宝袋、花などがデザインされ、縁起や厄災よけの意味合いが込められているという。表面が火災で焼けた痕跡がある鬼瓦が二つある上、近くで焼土が混じった地層も発見。旧城が焼失したとの記録は秋田藩家蔵文書に残るが、五十嵐貴久市社会教育青少年課主幹は「焼失を裏付ける初めての物証になる」と語る。

 しゃちほこや鬼瓦は粘土を焼成した精巧な造り。義光が、天下統一した豊臣秀吉の大坂城や京都の聚楽第などにならって瓦ぶきを導入、内外に権威を知らしめる白壁の城廓を築こうとしたと見ることもできる。五十嵐主幹は「最上義光は武人や文化人のイメージが強いが、権力志向の一面があったようだ」と話す。

 11日午前10時から現地説明会が開かれる。

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