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【2017衆院選】県内小選挙区10候補―人となり(1区)

2017年10月13日 10:06
 衆院選は、県内3小選挙区に立候補した10人が論戦を展開している。広い選挙区を駆け回り、それぞれの政策を訴える各候補者の横顔を、県1~3区ごと3日間に分けて紹介する。(上から届け出順)

遠藤利明氏
遠藤利明氏
【遠藤利明候補(自民前・67歳)】根っからの「体育会系」
 国会議員歴は20年を超えた。「これまでの取り組みの成果が出始めている」。トレードマークの笑顔があふれる。五輪相も経験し「いまが一番の働き盛り」。ラグビーで鍛えた俊足を生かし、支援者に駆け寄る足取りは軽やかだ。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長代行として、世界的な祭典の成功に向け国内外を東奔西走する。そのたびに高度な農業技術、食の豊かさ、景観など「山形の素晴らしさ、魅力を実感する」と郷土愛をにじませる。両親とも教師の家に生まれ、自他共に認める文教族。本県の交通網などインフラ整備やスポーツ分野に加え、教育政策に情熱を注いできた。

 学生時代はラグビー、柔道に打ち込んだ体育会系だ。特にラグビーを好む理由は「チームワークと判断力が重要だから」。政治にも通じる部分だという。「おかげで体は頑強」とのフレーズは、演説で場を和ませる決めぜりふの一つだ。

 自身の性格については「明るくて、大抵のことではめげない。のんびり屋な部分は、かみさんや娘からしかられるよ」。仲間うちからは昔から「くま」のあだ名で親しまれ、クマ柄のネクタイを愛用する。

 郷土の花・紅花を強く意識し、選挙で使うイメージカラーはオレンジ。「かつて紅花で栄えたように、山形のイメージをより良くし、再び発展させたい」との思いが込められている。選挙期間中は控えているが、自宅で軽めの晩酌が、ホッとひと息つく瞬間とか。「同じ目線の高さ」を信条に、初当選時と変わらぬ政治姿勢を貫いている。

荒井寛氏
荒井寛氏
【荒井寛候補(希望新・44歳)】初陣もどこか懐かしく
 柔らかい物腰で、丁寧に語り掛けるような言葉の節々に誠実さがにじむ。会社役員や青年会議所のトップとして経験を積み重ねた。多くの声に耳を傾け、「一度決めたら変えない固い信念を持っている」とは周囲の評だ。

 建設業、介護業などの経営を通じ、実情と課題を誰よりも認識している自負がある。福祉現場は慢性的な人手不足に陥り、処遇改善の必要性を強く感じている。県PTA組織の役員を務め、経済的な理由で出産を諦める人が多いことも痛感した。子どもの将来を見届けられる40代の責任世代の代表として、「人への投資」を重視した政治を目指し出馬を決意した。

 90歳で亡くなった祖父・正年(しょうねん)さん、父・進さんとも地方議員として古里の発展に尽くした政治家の家系。自身が初めて“主役”となり挑む選挙戦に、どこか懐かしさを抱いているという。「運転手、個人演説会の準備などで手伝った記憶がある」。支援者、選挙に携わる人たちの苦労を身を持って知っているからこそ、期待に応えなければならないと強く感じている。

 趣味はトレッキングで、幼い頃から裏山を駆け回っていた思い出がある。だからこそ公示日の第一声は、自分を成長させてくれた地元の蔵王地区を選んだ。座右の銘は、汗をかいて現場主義を貫きたいとの思いから「流汗悟道」(りゅうかんごどう)。多くの地元住民から温かい励ましを受け、「私が育った蔵王の魅力、山形県のさまざまな宝を生かした観光を実現する」と貢献を誓う。

石川渉氏
石川渉氏
【石川渉候補(共産新・43歳)】ふわふわの卵焼き好評
 「今回は安倍内閣を倒すための選挙。憲法を守り、安保法制を廃止する政治をつくる」。5度目の衆院選出馬の意義は、はっきりしている。原発再稼働や米軍基地移設問題などを通じ、国民の声に耳を傾ける政治の実現を強く意識する。

 急な衆院解散・総選挙で慌ただしい日々だが、家庭では3人の子どもを大切にする「イクメン」としての顔を持つ。妻で山形市議の佐藤亜希子さん(43)も政務などで多忙なため、家事は分担。部活動や保育園への送迎、食事作りなどに積極的に関わる。弁当のおかずで子どもたちから好評なのは、「甘くてふわふわした卵焼き」だそうだ。

 無類の読書好きで、手に取る書籍の種類は幅広い。最近は、緊迫化する北朝鮮情勢、天皇陛下の退位に関心を抱き、ノモンハン事件を描いた「八月の砲声」、陛下の学生時代を題材にした「孤獨(こどく)の人」を読み込んだ。ファンタジー系のライトノベルもお気に入りで、8台の本棚を所有しているが、それでも入りきらないほどだ。

 小説「蟹工船(かにこうせん)」で知られる党員作家・小林多喜二の生きざまに思いをはせ、奮い立つ自分がいる。「小説を書くこと自体が厳しい時代に、もっといいものを書こうと前進し続けた。僕も頑張ろうという気持ちになる」

 政治を志した契機は、大学1年時に大学生協の企画で参加した広島県での原水爆禁止世界大会。被ばくした女性の体験談に心を揺さぶられ、核兵器のない世界を切に願う。今も続ける核兵器廃絶を求める署名活動が、政治活動の原点だ。

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