県内ニュース「仙山コラボ」の壁掛け時計 天童木工と東北工芸製作所が製品化
2010年09月07日 11:50
天童木工が製造した天然木パネルを使って完成した玉虫塗の壁掛け時計(左はパネルのみ)
玉虫塗は宮城県指定の伝統的工芸品。東北の産業育成を願って1928(昭和3)年、仙台市に創設された国立工芸指導所で32年に開発された。銀粉やアルミニウム粉をまいた器に、赤や青などの染料を練り合わせた透明漆を塗り込む技法で、透明な漆の膜を透過した光が銀面で反射し、独特の輝きを放つ。 玉虫塗のモダンな時計を作りたいと、滑らかな曲線パネルを探していた東北工芸製作所の佐浦康洋社長が山形銀行仙台支店に相談。木を曲げる高い技術を持つ天童木工を同行が紹介し、「仙山コラボ」に結び付いた。 壁掛け時計は35センチ四方、厚さ4センチ。緩やかなウエーブを描く天童木工製造の天然木パネルに玉虫塗を施した。グリーンとワインレッドの2種類で、初回限定計50個を販売する。価格は3万1500円、10月発売の予定。 両社は昭和初期、ともに国立工芸指導所で社員が学んだ縁がある。工芸指導所は67年に閉鎖されたが、天童木工は本県で、東北工芸製作所は仙台で、それぞれ活動し、指導所で身に付けた技術を受け継いできた。天童木工は「両社は国立工芸指導所で学んだ、いわば同窓生。こうした縁もあり意気投合した」、東北工芸製作所は「天童木工さんには高い技術力と魅力的なデザイン力があり、今後も交流を深めていきたい」と話す。東北工芸製作所で店頭販売するほか、天童木工のオンラインショップで扱う。問い合わせは東北工芸製作所022(222)5401。
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