県内ニュース県庁に急速充電器、電気自動車普及へ 12月運用、山形のNPOが整備
2010年09月07日 08:30
県が所有する電気自動車(手前)。県庁への急速充電器の設置で普及に弾みがつくことが期待される=8月、県議事堂前
県内の自動車団体やディーラー、電力会社、県などが地球温暖化対策会議を組織し、今年6月から議論を重ねてきた。この中で、メンバーの環境ネットやまがたが「充電インフラ整備による電気自動車の導入促進・ゼロエミッション型観光まちづくり」を提案。やまがた社会貢献基金から事業費の一部となる135万円を受けることが決まった。県庁舎に急速充電器を置くのは東北でも初めて。 急速充電器は県庁の正面玄関付近に設置予定。県によると、15〜20分間で8割程度の充電ができ、走行可能距離は120キロ前後という。充電器は一般開放し、1回当たり200円程度の協力金を求める方針。県は「県庁は高速道路のインターチェンジ(IC)に近く、移動ルートとしても利便性が高い」と説明する。 また、対策会議には上山市観光物産協会が参加し、温泉旅館などに電気自動車用の普通充電器を設ける構想を提案。観光客が電気自動車をレンタルして周辺観光を楽しめるような仕組みづくりを目指していくという。 一方、対策会議では、電気自動車の導入が県内でまだ進んでいないことから、「充電器の統一規格が不透明な中で、時期尚早ではないか」との指摘や、「県庁だけの設置では移動範囲が限られる。広がりのある支援が必要だ」などの意見も出されており、今後も協議を重ねるという。 全国的にも行政が電気自動車の普及に乗り出しており、神奈川県は2014年までに県内100基の充電器整備を計画している。
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