県内ニュース中心市街地活性化へ地域資源どう活用 東北の関係者が討論会・山形
2010年09月04日 09:10
地域資源を活用したまちづくりについて意見を交わしたパネルディスカッション=山形市・山形商工会議所
約400年前に整備された堰(せき)を山形市が再生し、隣接して和風の商業施設などを整備した同市の新名所「水の町屋七日町御殿堰」の結城康三七日町御殿堰開発社長や、蔵を生かしたまちづくりに取り組む埼玉県川越市の野本吉憲NPO法人川越蔵の会事務局長、中心市街地活性化事業を支援する中小企業基盤整備機構の安達富夫東北支部地域振興課長がパネリストを務めた。 水の町屋は、堰のせせらぎに和風建築物が映える趣深い景観などが人気を集め、今年4月のオープンから8月末までの推計来場者数は12万人を超えている。結城社長は、「マーケティングに基づいてつくられたまちは、ある人にとっては非常に楽しいが、別の人にはそうではない空間。老若男女問わず、そこにいて心地いい、また来たいと思える空間をつくりたいと取り組んだ」と思いを語った。 野本事務局長は、統一感のある街並みにするため、建物の新築、改築の事前審査なども行う「町並み委員会」を組織してまちづくりを進めている川越の事例を紹介。「委員会は法的な拘束力を持たないが、自分たちのまちは自分たちでつくるという共通の思いでやっている。住民が住みよいまち、誇れるまちの基礎を築いたことで、観光客にも来てもらえるようになった」と語った。 安達課長は、「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる人気漫画家水木しげるさんのキャラクターを活用したまちづくりに取り組む鳥取県境港市の事例に触れ、「漫画も地域資源になりうる。“本物”をつくることが重要」と強調した。 同交流会は、中小企業基盤整備機構東北支部などが主催し、2日から始まった。パネルディスカッションには、東北各地に設立されている中心市街地活性化協議会の関係者ら約45人が参加した。
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