県内ニュース「十四代」思わぬ高値、蔵元も困惑 地元向け小瓶を開発、販売
2010年09月03日 09:06
高木酒造が地元向けに開発した「十四代」
今や、全国の日本酒ファンに広く知れ渡った人気ブランドの「十四代」。国内はもちろん、海外からの引き合いも多く、なかなか手に入らないことから“幻の銘酒”とも呼ばれている。ネットなどで驚くような高値で取引される一方、まとめて買い占めていくブローカーもいるとされ、地元でも入手が困難だ。 需給バランスを少しでも改善し、地元の人にもっと楽しんでもらいたい−と開発されたのが小瓶「十四代 特吟」。「日本酒は造られた土地で飲むのが一番おいしい」(高木顕統専務)との考えから、「県外から訪れた人が、山形で味わえるように」という思いも込められている。 山田錦を50%まで磨き上げ、特別に醸造した純米吟醸生貯蔵酒。初年度は、県酒類卸が販売した今年7月の生酒限定醸造頒布会(3銘柄セット)用に計6000本、蔵元扱いを含め村山市や尾花沢市、大石田町を中心とした取引酒店向けに計1万5000本を生産した。希望小売価格は1本750円(税別)。 多くは県内の飲食店などに回ったようだが、人気ブランドの“宿命”としてネットオークションや県外に流れた分も少なくないとみられる。顕統専務は「地元にどのくらい回ったかの分析はこれからだが、来年に向けて、どういう方法が効果的なのかを検討していく。現在は世話になっている地元中心だが、来年以降も順次、量を増やして、いずれは県内全域に向けて出荷していきたい」と話している。
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