県内ニュース無線監視システム活用し水質調査 米沢の松川、山大大学院遠藤准教授
2010年09月02日 12:48
水質センサーと無線送受信機能を備えた子機を松川に設置する遠藤昌敏准教授(左)
山形大大学院理工学研究科の遠藤昌敏准教授が、テクノ・モリオカ(長井)と共同研究している無線監視システムを活用した試み。センサーと無線送受信機能を備えた子機で採取したデータを、子機それぞれが中継して親機に送るため、広域を即時に観測できる。山形大は30年以上にわたって松川の水質の定点測定を続けているが、リアルタイムで広い地域の水質を調べるのは初めて。 万里橋から下流約2キロの区間に計5個のセンサーを設置し、水素イオン指数(pH=中性は7付近、値が小さいほど酸性度が高い)と導電率を計測した。松川は上流にかつて鉱山があった影響で酸性度が高いが、同区間でpH5から7になり、中性に近づくという。 遠藤准教授によると、広域での即時観測により、定点観測では得られない突発的な水質変化を感知することが可能になる。生活排水が流れ込む時間帯と水質変化との関係なども見えてくる可能性があるという。得られるデータは、支流からの流入水量を調節する手法による水質管理などの検討に役立てられる。
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