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「おいしさ直売所」売れ行き好調 JAやまがた運営、新鮮野菜が人気

2010年08月31日 12:56
7月29日に山形まるごと館紅の蔵東側にオープンしたJAやまがたの「おいしさ直売所紅の蔵店」。新鮮な農産物を買い求める人でにぎわっている=山形市十日町2丁目
7月29日に山形まるごと館紅の蔵東側にオープンしたJAやまがたの「おいしさ直売所紅の蔵店」。新鮮な農産物を買い求める人でにぎわっている=山形市十日町2丁目
 地元農家が朝取りの新鮮な野菜や加工品を販売するJAやまがたの「おいしさ直売所」の売れ行きが好調だ。先月29日には山形市十日町2丁目の山形まるごと館紅の蔵東側に3号店となる「紅の蔵店」がオープン。開所したばかりだが、1日平均500人の買い物客が利用しているという。いずれの店も「新鮮な旬の地元野菜を買える」として人気を集めている。

 おいしさ直売所は、農産物を直売できる常設施設を求める農家の声を受け、JAやまがたが2003年4月に1号店の南館店(売り場面積約200平方メートル)を、04年11月に2号店の鈴川店(同約130平方メートル)を開店した。鮮度のよさはもちろん、山菜や伝統野菜などの旬の地元食材が並ぶ点が人気を集め、1日当たりの来店客数は南館店が800人、鈴川店が500人という盛況ぶり。最も売り場面積の広い南館店は年間3億円超を売り上げている。

 紅の蔵店(同165平方メートル)はまだ知名度が高くないが、周辺に多いマンションの住民や市民、人気観光施設となった紅の蔵を訪れる観光客でにぎわっている。

 現在は3施設で400人の農家が登録している。各農家は育てた野菜に自分の名前を明記し、値段を付けて販売しており、売り上げの15%を施設の運営費に充てる仕組み。多くの種類の野菜が並ぶよう調整するのも農家自身が行っており、しゃきしゃきした食感でサラダなどに使われるアイスプラントなどの珍しい野菜を育てる農家も育った。直売所での販売は農家の収入増につながっており、生産する野菜の品質の高さが評価されて旅館と直接契約するようになった農家もいるという。

 JAやまがたの半田義信特販課長は「『○○さんのものがほしい』と名前で選んでくれる固定客もいることから、農家のやりがいにつながっている」と話す。将来的には、施設に隣接した畑で収穫体験ができる直売所の建設も検討しているといい、半田課長は「野菜の成長を観察したり、親子の食育につながるような事業もできればいい」と次のステップを見据えている。
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