県内ニュース県産モモ、今季の輸出スタート 評価高い台湾や香港市場へ
2010年08月29日 14:26
園地で品質を確かめながら、輸出用モモ「黄金桃」の選果を行う担当者ら=27日・天童市蔵増地区
県産果実の輸出で、モモはリンゴに次ぐ人気品目となっている。中華系の市場ではもともと、モモの需要は高い。ただ、現地産は果肉が堅く、小ぶりで水分が少ないことから、果汁が豊富で型も大きい日本産が人気だ。現地の中秋節(9月末)には贈答用として販売され、縁起が良いとされる黄色の「黄金桃」をはじめ「川中島」などの県産品は2個で約1500円の値も付いている。 今回、モモを輸出する企業の一つ野川ファーム(天童市)は27日、東根市や天童市の農園を巡って集荷作業を行った。担当者によるとモモは土中の水分を吸い上げて実を大きくするが、今夏は雨不足のため大玉の数量が例年に比べ少ないという。また、生産者も「異常なほどの暑さで樹木が疲れ、生育が1週間から10日ほど遅い」と話す。それでも高温のおかげで糖度などは良好で、園地では品質を確かめながら輸出向けの大玉を選果した。 県貿易コーディネーターの漆原意(もと)氏は「現地からの引き合いは年々増え、数量の確保が追い付かないほど。味が濃い中玉、小玉の普及も図り、輸出量をさらに伸ばしたい」と話す。シンガポールは、県が新規市場として開拓を進めており、モモを手始めに本格的な輸出に乗り出すことにしている。
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